RBRのアートマーケット、ワクワクするような素敵なものに囲まれてみんなとワイワイおしゃべりしているうちに終わっちゃった感がありましたが、実はこんな宝物を見つけていました。
宮沢賢治、ですね。
みんな楽しそうに運動場で遊んだり部活している中、一人図書委員をしているような、そして片っ端から本棚の本を読んで貸出票に自分の名前を書いて行くぞ!というどこか悲壮なやる気を持った小学生だった私です。
宮沢賢治、芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外そして三島由紀夫で大人ぶっていた時分を思い出します。
(ほんとは大人社会の不文律など知りもしなかったのに…そして本当は姉の読んでる赤川次郎も好きだったのに…)
中学からはもっぱら海外小説に行ってしまったのですが、いま子供といっしょに「にほんごであそぼう」をちょいちょい見ていてムクムクと小学生の自分が顔を出し、方言で語る雨ニモマケズがとても楽しみに。
広島弁ならまかしとき!いつか出たいくらい
この手のひらにのるほど小さな豆本は、山猫やさんの和紙に版画で制作されたもの。
ロウケツ染めの表紙、味わいのある刷り、時々荒む心に清涼な宮沢賢治。
手染めの藍 はきっと時間が経てば経つほど味わいを増すだろうなと思います。
なにより、どこまでも手作りのその厳かな雰囲気。
小学校にあがる息子氏へのプレゼントに決めました
→なんとか本を良く読む人になって欲しい親心。
他にも山猫やさんにはハッとするような手作りの素晴らしい品が揃っています。
ルリユールこよみ、素晴らしい